今、日本のTwitter界が面白くなってきています。

ほんの半年前は、アメリカ大統領選挙の前後で
日本でもメディアがTwitterを注目しはじめ、
急激にユーザー人口が増え始めた時期でした。

とはいえ、全ての人が使い始めるまでは、まだまだ遠い道のり。

全国民を見渡せば、まだ一部の人たちが
勝手に盛り上がっているという蛍光でもありました。

そして、今年1月1日に鳩山総理がTwitterに参加。

鳩山さんご本人が直接キーボードを打っていないとしても、
ご本人が(メディアを介さず)直接国民に伝えたいことが
彼のTwitterアカウントから毎日発信されるようになりました。

そこで、また日本のユーザー数が急上昇しました。

半年前は、Twitterって何に使うの?
暇つぶし?独り言?なぜ他人の独り言を読みたいの?
と、使い方というより、
使い道がさっぱり分からない人が少なくありませんでした。

しかし、不思議なことに、やってみると面白い。
そして、自分となんらかの接点、共通点がある人たちと
繋がり始めた時には、その面白さが変化して、
自分にとって有意義であり、貴重なものとなってきます。

なぜ有意義か?なぜ貴重か?

それは、今の時代背景に一つの要因があると私は感じています。

つまり、社会が益々流動的になり、
人と人の繋がりが維持しにくくなっている現状のことです。

従来は、大家族をはじめ、町内会、企業での終身雇用、
学校などの同窓会でさえ、今より昔のほうが
当たり前のように継続運営されていたと感じます。

また、起業ブーム、分社化、仕事の在宅化、モバイル化、
このような傾向も手伝って、人々を従来の
サポートネットワークから引き離しているのです。

もちろん、そこには、インターネットがあり、
メールや掲示板、ブログ、SNSなどが、
人と人を繋げ、ネットワーク作りを助けようと、
様々なサービスや仕組みを提供してきました。

しかし、これらは、マスメディアの延長線において
開発され、より個人向けとはいえ、
電話の受話器を取って、友達と会話をするほどの
気軽さはありませんでした。

友達となら、目的がなくても、話ができる。
つまらないことでも、聞いてもらえる。
そんな会話を重ねながら、月日が経つと、
自然と出来上がっている信頼関係。
これがいざという時に、心強い支えになってくれる。

そんな気軽さと長期に渡る何気ないお付き合い、
これを提供してくれるのが、Twitterなのです。

長期に渡り、何気なく、お付き合いが続く。

Twitterをある期間使っていて、
その中で友達関係を築き始めた人には
分かると思いますが、ここにできる人の輪が
貴重なネットワークになってきます。

これは、上手に使えば、
ビジネスにも、キャリアにも、趣味や私生活にも、
役に立つことが分かります。

従来のメディアのように興味ある情報が
一方的に流れてくるだけではなく、
自分から一声かければ、返事がきます。

「子供が熱を出した!どうしよう!」と言えば、
他のお母さん方、もしかしたら、お医者さんまでが
助け船を出してくれる可能性があります。

Twitterを日々楽しんでいる私たち、
気が付いてみたら、このようなやり取りが
毎日、目の前で展開されていることに気付きました。

そんな気付きに触発された有志のメンバーが
Twitterが役に立った事例を集めてみてはどうか?
と、それこそまずは一声かけてみたのです。

すると、事例が集まってくるではありませんか!
ぞくぞくと寄せられた事例の一つ一つに感動し、
これらのストーリーを本にして、もっと多くの人に
Twitterのよさを知ってもらおう!
そんな共通の思いが生まれました。

「自宅でフリーランスだから、
毎朝、おはよう!と挨拶できる仲間が嬉しい」

という素朴な喜びから、

「アイデアをつぶやいたら、
多くの人に応援されて、ついに起業しました!」

などのビッグチャンスまで!

Twitterがいかに広範囲に私たちの
人生を変えているかが見えてきています。

もうメディアでも持ち切りの話題となった
Twitterに関しては、たくさんの本が出ています。
初心者向けの始め方から、ビジネス向けの
Twitterマーケティング戦略本まで。

しかし、もっと多くの人がTwitterを
簡単で身近なものとして認識し、
これからの生活や仕事には、
使わない手がない道具として理解するためには、
やはり事例がたくさん必要です。

他の人たちがどう使っているか、
これをたくさん見ることによって、
自分なりの活用法が目に浮かぶのではないでしょうか。

このプロジェクト自体も、
実は今まさにTwitter上で試行錯誤している状況です。
「呼びかければ、返事がくる、情報が集まる」
という文字通りに、今たくさんのTwitterユーザーが
この企画に参加し、議論を重ねています。

中には、様々な立場の方がいて、、、

出版関係者の人によれば、
1000事例はとても多すぎる。
電話帳になってしまうと言われました!

また、マーケティングに詳しい人には、
ターゲットを絞り込むべし!と。
(私もマーケッターなので、これは重々分かっています。
本をたくさん売ることが最終目的ならば!)

そして、その他の課題も、まだ盛りだくさんです。

ただ、ここで忘れたくないことは、
Twitterは、Giveだけでも、Takeだけでもなく、
Give & Takeの社会であること。
しかも順番は、まずGiveです。
人と人の信頼関係って、原則Giveから始まります。

与えれば、自分に戻ってくる。
この考え方が、そのまま活かせる
プラットフォームがTwitterだと、私は深く感じます。

Twitterを多くの人に伝えたいという
気持ちに共感し、手弁当で参加してくださっている
有志のメンバーがなんと多いこと!
何も頼んでいないのに、それぞれが自発的に集まり、
発言し、情報を調べたり、整理したり、呼びかけをしたり、
このプロジェクト自体が今は、
Twitterのもっとも感動的な事例になりつつあります。

事例を1000も集めて、出版するという
膨大な発想は、一冊の本の紙面では無理かもしれない。
しかし、伝えたい気持ちは変わりません。

もしかしたら、1000の事例を並べて、
人々に感動と未来の可能性を伝えるべしと
活動するTwitter有志の会のストーリーこそが
本の題材になるべきかもしれません!

1000の事例については、その一部を
私たちを要所要所で意欲付けてくれた要因として
ストーリーに織り交ぜながら、
最終的にはネット上で全ケースを
誰もが閲覧でき、継続的に集めていけるように
掲載することが最も適切かもしれません。

貢献したい全員が対等な立場で、
Twitterのゆるやか(しかし継続的)な繋がりのもとで、
作りあげる 「Twitter活用事例1000」です。

だからこそ、私が一人で草案を書くのも難ですが、
趣旨を言葉にして、全員で共有したいという
多くの声に応えて、思いつくまま書いてみました。

まったくとりまとめのない、
それこそ独り言のような「つぶやき」ですが、
それを題材として、
Twitter有志の会(←これも仮名ですが)の皆さん、
この先進むべし方向を一緒に考えてください!

どうぞ、よろしくお願いします!

参考サイト:
ハッシュタグ #twicase1000 登録ページ
http://hashtagsjp.appspot.com/tag/twicase1000

@studiobigbean さんによるまとめブログ:
http://shigemorisan.sakura.ne.jp/twicase1000/

@TakahiroPEJpさんによるWikiページ:
http://www21.atwiki.jp/open-skill/


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