宝物をどうするか

投稿者: | 2011-05-12

Q&Aサイトの「教えて!goo」に、ユニークな質問が登場していました。

大好きなぬいぐるみを私の死後も保存するためには – その他(趣味) – 教えて!goo

いい年して、ぬいぐるみが好きです。その中に一つ、子供の頃からずっと一緒に苦楽をともにしてきた大事なぬいぐるみがあります。彼女とは旅行に行くときも、大学の寮に入ったときも片時も離れませんでした。・・・

しかし、時折、私が突然この世からいなくなったら彼女はどうなってしまうのだろうと真剣に思い悩むことがあります。私と一緒に燃やすなど、可哀想なことは絶対にできません。かといって誰かに譲り渡すとしても、私以上に大事にしてくれる人などいないと思います。ぬいぐるみを永久保存するためにはどうすればいいでしょうか?

(改行を変更しています)

こうした「宝物」の処分に悩む方、案外少なくないのではないでしょうか。大まかに言うと、本人にとっての宝物でも、他人にとって価値を持つかどうかによって以下の3タイプに分けられそうです。

他人にも価値があるもの
本当の意味での「お宝」ですね。この場合は、売ってお金に換えるにしろ、子孫が相続するにしろ、あまり問題は無かろうかと思います。問題になるとしたら、値段的な意味での「評価」ということになるでしょうか。

趣味などが同じ人には価値を持つもの
コレクションや、レアアイテムを想像していただくとよろしいかと思います。この点については、まだ世の中に受け皿となる機関や、別のコレクターに取りもつ仲介機関が十分にあるわけではなく、発展の余地があるのではなかろうか、と思っています。趣味を共有しない人にとってはガラクタ(失礼!)でも、見る人が見れば垂涎もの、なんてことはありますからね。モノは、それを活かせる人の手に渡ってこそ、そのモノ自体も、元の持ち主にとっても、幸せなことなんじゃないでしょうか。

他人には無価値なもの
前述のケースは、これに当たるようです。本人はとても愛着を持っているようですが、ぬいぐるみとしての価値があるわけではない。しかも質問主の方は、燃やすのは嫌で永久保存を望んでいるという・・・。

私なりに案を出すと、生前から永代供養を受け付けているお寺に相談して、自分のお骨ともどもそこで供養してもらうのがいいんじゃないでしょうか。お寺といえど永久に存続するとは限りません。また「永代供養」と言っても、文字通りの永久じゃありません(通常は33回忌までです)。それでも、民間企業、そして一般の家庭よりは存続する可能性が高いんじゃないでしょうか。

宝物をどうするか、というテーマ。今後もいろんな形で出くわすことになりそうです。私も、いろいろ研究してみたいと思います。

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