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　要所要所で「どうでしょうか？」と相手に意見をもらうのもポイントですね。つまり、もともとは自分の意見だけれど、最終的には「あなたが決めた」というふうに話をもっていくわけです。

　会社の仕事では、あなたが考えた企画を通すかどうかの決定権は上司が握っています。上司に「部下から企画をごり押しされた」という印象を残すのはよくありません。あくまでも、上司に「自分でこの企画を選んだ」と思わせるほうが、その後の仕事もスムーズです。

　「私は絶対…」と強く主張するより、「Ａ案の評判が今のところいいみたいですね」と、さらっと言い流すくらいが逆に印象に残りやすく、ごり押し感も少なくて効果的です。

　また、企画が成功した時に、あたかも自分の手柄のように振舞う上司もいるでしょう。企画を考えた本人としては、あまりいい気はしませんよね。でも、上司には少し花を持たせるくらいが、長い目で見るとちょうどいいと思います。どうしても「自分がやった」ということを主張したいのであれば、「△△課長が応援してくださったおかげです」というようなコメントを第三者（特に部長など）の前で言うと、あなたの関与もさりげなく伝えることができると思います。

　相手の同意を取り付ける「相談」は、実は、あなたが相手を「説得」することです。しかし、「ちょっとご相談が…」という言葉でアプローチすると、相手に主導権があるような感じが演出できるのですね。