手元供養はパーソナル

投稿者: | 2011-05-29

昨日、ビックリするようなネタを見つけました。

今朝の朝日新聞be、男性の母の遺骨で作ったダイヤモンドの指輪でプロポーズされた女性が悩んでいる。それは……変に思うのが普通じゃないか。なしだろう。ただの炭素に意味を見いだせるのは身内だけ。おかーさんもそんな重たい遺言するなよ。 (リンク

自分は、手元供養も、その一種である遺骨ダイヤモンドも、それ自体としては全然OKだと思います。ただこれはさすがに、遺言したという母親も、それに従った息子も、非常識のそしりは免れないでしょうね。

お墓や位牌といった追悼のアイテムは、広く世間に定着しています。それだけに、第三者であってもそれを尊重するでしょう。けれど手元供養は、まだ新しい上に、種類もたくさんあります。第三者に理解・共感してもらえることは、当てにしない方が良いんじゃないでしょうか。ましてこのケースのように押しつけるなど、やはりもってのほかと言わざるを得ません。

手元供養はいわば、故人と遺族の間だけのパーソナルな追悼方法です。仮に自分が遺骨を肌身離さず持っていたとしても、「自分が死んだら、一緒に納骨してほしい」など、処分方法についてもきちんと決めておくのが、マナーというものではないでしょうか。

それにしても、元記事を読んでいないので、母親の真意はわかりかねます。まさか、息子の結婚を邪魔したい、なんてことではないと願いますが・・・。

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