県によると、郡山市の1農家のわらからは、水分を補正して換算した粗飼料の暫定基準値の379倍に相当する1キログラム当たり50万ベクレルが検出された。
残る4農家のうち郡山市の別の農家と喜多方、相馬両市の農家では、12万3000~9500ベクレルを検出。喜多方市の別の農家にはわらが残っていなかったが、県は農家の話からセシウムが含まれていたと判断した。
5農家は主に自分の水田でわらを集めていた。相馬市の農家は大崎市の業者から4月24日と6月24日に計6.8トンのわらを購入し、その残りから1万7600ベクレルのセシウムが検出された。
喜多方市の農家が郡山市の食肉加工場へ出荷し、返品された肉からは84ベクレルのセシウムを検出し、暫定基準値の500ベクレルを下回った。県は出荷先の自治体に在庫の把握と検査を依頼し、基準を超えた場合は自主回収の指示を求める。