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岩手日報(7月1日付)によると、磐越道(いわき三和~小野)では、大型車の交通量が111%も増加している。被災者が乗る普通車よりも、トラック・バスなどの大型車の増加が目立つ。東北道(浦和~岩槻)や常磐道(三郷~流山)などの対象エリア外区間では、交通量に変化はないので、新制度が混乱の原因であることは明白である。

 渋滞の発生により、被災地支援という当初の目的に対して、新制度は逆効果となってしまっている。「首都圏などに荷物を運んでいる日本通運茨城支店は『納品が遅れると困るので時間帯によっては水戸ICを使っていない』と明かす」(東京新聞6月30日付)という声もある。渋滞のせいで物流に悪影響を与えているのだから、本末転倒だ。

 また、新制度を悪用する動きも出ている。たとえば、東京から東名、名神、中国道、山陽道、九州道と乗り継いで鹿児島インターで下りれば、通常の高速道路料金ならば2万7000円(ETC平日深夜割引の利用で1万3500円)である。しかし、被災者無料を悪用すればこれをタダ乗りできる“裏技”が可能だ。

 トラックが東京から北上して川口ジャンクションから東北自動車道に乗り、白河インターで高速を降りると、無料である。さらに出口周辺でUターンして再度、東北道を北上、郡山ジャンクションから磐越自動車道で新潟へ。新潟中央ジャンクションから北陸道に入って西へ進む。このまま米原から名神高速……あとは元のルートと同じだが、白河から一度も料金所を降りずにつながっている。鹿児島で初めて高速を下りたところで通行券を見せれば、無料で出ることができる。

 5時間ほど時間をロスするが、高速料金がまるまるタダになる。

被災者高速無料という愚策をすぐに撤廃せよ| nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

 

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