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 大金星まで、あと一歩だった。元世界1位のシュティフィ・グラフ(ドイツ)に2日がかりの死闘で敗れた96年の準決勝以来、15年ぶりに帰ってきた芝のセンターコート。最後は伊達のバックのリターンがラインを割り、1968年のオープン化以降では最年長となる3回戦進出を逃した。

 ウィンブルドン5勝、全米2勝を誇るビーナスとは初対戦。「失うものは何もない。勝っても負けても思い切り楽しみたい」。伊達は低く速い弾道のライジングショットにネットプレーも織り交ぜ、ベテランらしい巧みな攻撃で世界屈指のパワーテニスに対抗した。

 降雨のため、コートは可動式の屋根で覆われた。第1セットは5―1からタイブレークに追いつかれたが、8度目のセットポイントで奪った。第2セットはビーナスのショットが勢いを取り戻し、3―6で落として最終セットへ。最終セットは6―8で振り切られたが、積極性にあふれ、相手のショットを読む見事なプレー。約3時間の死闘に大歓声が沸き起こった。

伊達 ビーナス追いつめた!大金星にあと一歩…ウィンブルドンテニス:球技:スポーツ:スポーツ報知

 

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