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 ホッキングは、ちょっと小太りの26歳。小さい頃から小説を書くのが趣味で、17歳の頃から自分の作品を出版社に売ろうと何度もトライしてきた。ある作品のために50以上の出版エージェントにコンタクトを取ったこともある。だが、結果は完敗。型通りでも返事が来ればいいが、うんともすんとも言ってこないところもある。

 そんなやりとりにうんざりしたホッキングは、昨年春にアマゾンの電子書籍用自費出版プラットフォームであるキンドルDTP(ダイレクト・パブリッシング・プラットフォーム)に自分の作品をアップロードした。キンドルだけでなく、他の電子書籍リーダーにも対応する別の自費出版プラットフォームのいくつかにも同じようにアップロードした。

 そして約1年後。ホッキングが自費出版した本は10冊。ほとんどがヤング・アダルト向けのフィクションだ。現在、何と毎日合計9000部を売り上げているのである。彼女の懐には、200万ドル(約1億6000万円)を下らない大金が入ったとも言われている。また先だっては、大手出版社とプリント版書籍の出版契約を結び、その契約額も数100万ドルとうわさされる。

1億円以上を稼ぐ新人作家も相次ぎ誕生!侮れないアメリカの電子“自費”出版ブーム - ビジネスモデルの破壊者たち

 

  1. amiens2009 posted this
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