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SNSの世界はまだ三国志の時代であり、天下統一はなされてない。しかも、グーグルにとって、ラッキーなことに、最大の強国であるフェイスブックに、民の不満が募っている。

 周知のとおり、フェイスブックの設定は「オプトアウト型」が中心、つまりユーザーが注意して外さないと、プライバシー情報が公開されたり共有されたりしてしまうことが多い。しかもその設定をころころ変えるので、ユーザーに極めて評判が悪い。

 フェイスブックからすれば、ユーザーデータの価値を高めて、高い値段で売るためにそうしているのであり、ビジネスのために必要なことだというだろう。ユーザーがプライバシー情報を公開すればするほど、そしてフェイスブックの中で「あれを買った」「ここへ行った」といった情報を友達と共有すればするほど、そのユーザーの行動データは増えていき、それがデータブローカーや広告業界に高く売れるのだ。むろん、グーグル・プラスもユーザー情報を集めるだろう。ただ、今のところ、グーグル・プラスのプライバシー設定については、フェアとの評価が多い。

 また、グーグルは、“3強”の特長のすべてを網羅できる点も有利だ。先ほど述べたとおり、グーグルのサークル機能は友達や仕事関係にそれぞれ対応できる上に、オープンにフォローしたりされたりすることも可能だ。また、リンクトインが企業に提供しているような人材探しのようなサービスも近く加える計画だと報じられている。

 もちろん、インターネット検索の雄グーグルも、これまで開発した新しいサービスのすべてを成功させてきたわけではない。鳴り物入りで発表したものの、ひっそりと消えていったサービスは多く、その中には「バズ」という別のSNSもあった。しかし、人々のインターネットへの入り口が検索からSNSへ移り変わる中、グーグルは今回、後発としての謙虚さを持って、再参入してきた。これは、大きく化けるかもしれない。

フェイスブックは反面教師!? 「グーグル・プラス」の後発メリット|ビジネスモデルの破壊者たち|ダイヤモンド・オンライン

 

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