メディアを創る

投稿者: | 2011-11-13

我々がネットで情報収集したり、ソーシャルメディアで交流するようになるにつれて、マスメディアの相対的地位がどんどん低下して行っています。

それは「凋落」と呼びたいくらいに。

関心や好みが多様化するにつれて、マスメディアという枠組みは「みんなのためのもの」から「誰のためでもないもの」になりつつあるんですね。ただこうしたマスメディア離れは一様に進行しているわけではないので、テレビなんかはますます中高年向け、女性向けになりつつあるような気がします。

さてこうしてネットに向かいつつあると言っても、まだまだニッチなメディアが十分に育っているとは言いがたい状況です。端的に言って、個人や少人数のグループが「有志」としてそういうものを立ち上げたとしても、金にならない、つまりは持ち出しボランティアみたいな形になってしまうので、なかなか持続しないんですよね。

さて、そんな問題関心を持っている私のアンテナに、近頃引っかかった記事が2つ。

知域メディアを育てる – 女。MGの日記。
医師にSNSが必要なたった1つの理由 – 医療介護CBニュース – キャリアブレイン

私自身が4年近く続けている「遺言ニュース」も、ささやかながらメディアを創ろうとする試みです。近々、有料のメールマガジンを開始しようと思っています。その構想については、いずれまた詳しく。

他に自分が読み手、参加者として考えた場合にも、

  • シニアビジネス
  • がんなど終末期医療
  • NPO、ソーシャルビジネス
  • 寄付
  • 書籍

についてのメディアが欲しいな、と思います。もしそういうのができたら、月々数百円程度は払って良いと思います。

これからのメディアは「参加型」が当然になると思います。既存のメディアでも、投書や電話を通じて働きかけることは可能でした。でもそれとは全く異なる意味で、読者・視聴者がともに創っていく、そういうものになるんだと思います。また一方向的な言いっ放し・流しっぱなしのメディアは「退屈」「傲慢」と思われ、意識の高い人からはそっぽを向かれる、ということになるでしょう。

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