私のことです。
それでも、同年代の男性の中では必ずしも絶対的な少数派とは言えません。
2010年国勢調査によると、35～39歳男性の未婚率は35.6%、40～44歳男性の未婚率は28.6%です。当時私は40歳でした。大ざっぱに言って、私より少し上の世代は4人に1人、少し下の世代だと3人に1人が未婚のまま40代を迎える、といった感じでしょうか。女性はさすがにこれより未婚率が低いですが、やはり上昇基調にあることは変わりありません。
まだまだ意識の上では、独身主義者は例外中の例外（ただし、これも少しずつ増えています）ですが、もはや日本は「結婚するのが当たり前の社会」とは言えなくなっています。そして日本では婚姻外で子供をもうけるのもこれまた例外中の例外ですので、生涯一度も子供を持ったことのない人も、かなりの勢いで増えているのです。もちろんこれが「少子化」の一番の原因なわけです。
さて、普通に結婚や子育てを経験した人から見て、中年になっても独身でいる者のことはどのように映るでしょうか。身勝手、気まま、寂しそうといったところでしょうか。そしてそれと並んで、人生の重要な経験が欠如した「未熟者」という見方もされるのではないかと思います。
普通に社会生活を送る分には、それがネックになるということはあまりないと思います。昔の企業では未婚の者を管理職に登用するのをためらった、なんて聞きますが今はそんなことを言っていると管理職候補がかなり減ってしまうでしょう。とはいえ、私のように家族に関するコンサルティングやアドバイスをしようとする者にとっては、未婚であることはハンディというかマイナス要因になるかもしれないな、と思うことはあります。
もちろん、それを克服するために焦って「結婚する！」とは思いませんけどね。こればかりは、縁がないと･･･。