今年は、各界の「大物」が次々に亡くなった印象があります。
備忘録を兼ねて、振り返ってみることにします。
Wikipediaに「訃報 2011年」という項目があったので、そこから転載しています。また、「没年月日データベース」というサイトも適宜参考にしました。あくまで私の関心や知識に基づいたまとめですので、別の方がやれば多少違うリストができることでしょう。
没年月日データベース/2011年（平成23年）に亡くなった人々
1月8日 – 横澤彪、日本のテレビプロデューサー
1月14日 – 和田勉、日本の演出家、映画監督
1月14日 – 細川俊之、日本の俳優
1月23日 – 喜味こいし
1月25日 – ダニエル・ベル、アメリカ合衆国の社会学者
2月5日 – 永田洋子、日本の新左翼活動家、元死刑囚
2月28日 – 与那嶺要、日系アメリカ人の元日本プロ野球選手、中日ドラゴンズ元監督
3月8日 – 谷沢永一、日本の文芸評論家、書誌学者、関西大学名誉教授
3月10日 – 坂上二郎、日本のコメディアン、俳優
3月23日 – エリザベス・テイラー、イギリス出身のアメリカ合衆国の女優
3月28日 – 氏家齊一郎、日本のジャーナリスト、放送事業者、日本テレビ放送網取締役会議議長、会長
3月30日 – 野間佐和子、日本の実業家、講談社社長
4月21日 – 田中好子、日本の女優、アイドル歌手、元キャンディーズメンバー
4月23日 – 大賀典雄、日本の実業家・指揮者・声楽家、元ソニー会長、東京フィルハーモニー交響楽団会長・理事長
4月25日 – 田中実、日本の俳優、声優
5月6日 – 団鬼六、日本の作家
5月7日 – セベ・バレステロス、スペインのプロゴルファー
5月9日 – 岡田茂、日本の映画プロデューサー、東映名誉会長
5月12日 – 上原美優、日本のタレント
5月14日 – 花岡信昭、日本の政治評論家、コラムニスト、産経新聞客員編集委員
5月16日 – 児玉清、日本の俳優、司会者
5月18日 – 佐藤孝行、日本の政治家、元自民党衆議院議員、元総務庁長官
5月21日 – 長門裕之、日本の俳優
6月4日 – 笹森清、日本の労働運動家、第4代日本労働組合総連合会会長
6月23日 – ピーター・フォーク、アメリカ合衆国の俳優
6月26日 – 高木勝、日本の経済学者、経済評論家、明治大学政治経済学部教授
7月12日 – 宮尾すすむ、日本の司会者
7月19日 – 原田芳雄、日本の俳優・歌手
7月23日 – 恒松制治、日本の経済学者、政治家【公選第5代島根県知事】
7月23日 – エイミー・ワインハウス、イギリスの歌手
7月26日 – 小松左京、日本のSF作家
7月27日 – 伊良部秀輝、日本の元プロ野球選手【メジャーリーグ：ニューヨーク・ヤンキースなど所属】
8月4日 – 松田直樹、日本のサッカー選手、元サッカー日本代表
8月5日 – 前田武彦、日本の放送作家、タレント
8月21日 – 竹脇無我、日本の俳優
8月29日 – 滝口順平、日本の声優、ナレーター
9月21日 – 杉浦直樹、日本の俳優
9月21日 – 辺見じゅん、日本の歌人、小説家
9月25日 – ワンガリ・マータイ、ケニアの政治家、環境保護活動家、ノーベル平和賞受賞者
10月5日 – スティーブ・ジョブズ、アメリカ合衆国の実業家、アップル共同創業者・CEO、ピクサーCEO、ディズニー役員
10月10日 – 柳ジョージ、日本のブルースシンガー
10月21日 – 粕谷茂、日本の政治家、自由民主党元代議士、元北海道開発庁長官
10月24日 – 北杜夫、日本の小説家
11月1日 – 石堂淑朗、日本の脚本家
11月5日 – 西岡武夫、日本の政治家、国会議員、参議院議長
11月7日 – 隆の里俊英、日本の元大相撲力士【第59代横綱】、年寄：鳴戸
11月21日 – 立川談志、日本の落語家、自由民主党元参議院議員
11月22日 – ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ、日本の占星術師
11月25日 – 西本幸雄、日本の元プロ野球監督・野球評論家
11月29日 – だいすけ君、日本のラブラドール・レトリバーの雄犬、BSジャパン『だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅』に旅犬として出演
12月1日 – 松永信雄、日本の外交官、外務省官僚、外務事務次官、アメリカ合衆国駐箚特命全権大使
12月5日 – 冬柴鐵三、日本の政治家、公明党元代議士、常任顧問、元国土交通大臣
12月10日 – 市川森一、日本の脚本家
12月17日 – 金正日、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）国防委員長、朝鮮労働党総書記
12月18日 – ヴァーツラフ・ハヴェル、チェコの政治家（チェコ共和国初代大統領）、劇作家
12月21日 – 上田馬之助、日本のプロレスラー
12月20日 – 森田芳光、日本の映画監督、脚本家
Wikipediaの方では、最近亡くなった方が反映されていません。「没年月日データベース」から転載すると、
2011/12/24 入川 保則 （いりかわ・やすのり） 【俳優】 〔兵庫県〕
2011/12/28 杉原 輝雄 （すぎはら・てるお） 【ゴルフ】 〔大阪府〕
の二人も、欠かすことはできませんね。
あと、上記にはいずれも載っていないのですが、ウサマ・ビン・ラディンは5月2日、リビアのカダフィ大佐は10月20日に、それぞれ殺害されています。
個人的には、上記の中で田中好子、田中実、団鬼六、上原美優、児玉清、長門裕之、宮尾すすむ、小松左京、伊良部秀輝、ワンガリ・マータイ、スティーブ・ジョブズ、北杜夫、西岡武夫、西本幸雄、金正日、入川保則の各氏の死が特に、それぞれ違った意味で衝撃的でした。自殺が衝撃的というのは、ある意味当然ですが。
以下は、このメモをまとめてみての雑感です。
- 今年も、やはり多くの訃報をTwitterで知った。テレビを付けていることが少ない自分には、これが当然。
- Wikipediaで死亡日が「遺体発見」とされている人が少なくない。有名人でも孤独死する人は希ではないということか。
- やはり訃報が目に触れておらず、「この人は亡くなっていたのか！」という人も何人かいる。
- 不謹慎だが、有名人の訃報だけをテーマにしたブログというのも成り立ちそうな気がする。毎日更新はできなくても、週に1～2度は「ネタ」が出てくるので。
「サヨナラダケガ人生ダ」ではありませんが、さよならも人生の大切な一部です。それは上記のような有名人の場合も、家族・親戚・知人の場合も別物ではありません。時には疎遠なリアルの知人よりずっと親しみを感じてきた著名人の死の方が悲しみが深い、ということだってあり得ます。そして今後は、ソーシャルメディア上の「友人」の死も、経験する機会があるでしょう。
私の身近なところでも、母方の伯父が亡くなり、また中学時代の同級生の子（元カノというよりは、ほぼ一方的に自分が好きだった子）が母親を亡くしました。いずれも、がんで。
2012年は、できるだけ悲しい知らせが少なくあってほしいものですね。でも同時に、お別れは大切にしたいですし、悔いのないよう一日一日を、そして一つ一つの出会いを大切にしながら日々を過ごしたいものです。