[ウェブサービスレビュー]デザインカンプに使えるダミー文章を生成--「すぐ使えるダミーテキスト」

すぐ使える
内容:「すぐ使えるダミーテキスト」は、デザインカンプなどに必要となるダミーの日本語テキストを出力できるサービスだ。条件を指定してボタンを押すだけで、形態素解析を経て意味が通らないよう加工されたダミーのテキストが出力されるので、コピーして自由に使うことができる。

 「すぐ使えるダミーテキスト」は、ウェブサイトのデザインカンプ(見本)などを作成する際に必要となるダミーの日本語テキストを、条件を指定して出力できるサービスだ。

  • トップページ。いくつかの条件を指定してダミーテキストを出力する。画面遷移はなく、この1ページのみ

 使い方はいたって簡単で、パラグラフごとの文の数、パラグラフの頭の全角スペースの有無、元テキストを指定して「ダミーテキスト生成」ボタンを押すだけ。フォーム内にテキストが出力されるので、あとはコピーして必要な箇所にペーストするだけだ。

 元に使われるテキストは、青空文庫所収の「私の個人主義」(夏目漱石)、「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治)がプリセットされているほか、オリジナルのテキストも指定できる。オリジナルであればわざわざアップロードする必要はなさそうに思えるが、前述の通りパラグラフごとに文の数を指定したり、全角スペースの有無を変更できるので、いったんこのサービスで読み込ませて出力する意義はある。

  • 「パラグラフごとの文の数」と「パラグラフの頭の全角スペース」の有無を指定する

  • 元テキストは青空文庫所収の2作品のほか、オリジナルのテキストも指定できる

  • ダミーテキスト生成ボタンを押すと下のテキストエリアに出力されるので、クリップボードにコピーして使用する

 また、テキスト自体はそのまま出力されるわけではなく、形態素解析を経て意味が通らない内容に書き換えられる。これにより、ダミーのテキストを貼り付けたはずが、意味のある文章だと勘違いされてそのまま本番データとして使われてしまうミスを防ぐことができる。

 デザインカンプはもちろんのこと、プリンタのテスト印刷などにも便利なので、ブックマークに入れておくと何かと重宝しそうだ。欲を言えば、青空文庫所収の文学作品以外に、ビジネス文書を模したテキストや、英文テキストなども用意されていると使い勝手が向上するだろう。テキスト自体は募集もしているようなので、今後充実していくことに期待したい。

  • 「パラグラフごとの文の数」を変更して出力した結果。こちらは「1〜1」

  • こちらは文の数を「1〜3」に指定した結果

  • こちらは文の数が「3〜3」。元のテキストにも依存するだろうが、ウェブサイトにありがちな約200字区切りのテキストを生成する場合は「3〜3」くらいがよさそうだ

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