CCC、中古本チェーンのテイツーと資本業務提携
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は12日、中古本チェーン大手のテイツーと資本業務提携すると発表した。テイツー創業者の資産管理会社などから発行済み株式の14.07%を取得し、第2位株主となる。CCCは運営するDVDレンタル・書店チェーン「TSUTAYA」で中古本販売を拡大する一環として、テイツーからノウハウを導入する。中古本を融通し合うなど商品調達でも協力する。
CCCは15日にテイツー株を取得する予定。取得金額は5億円前後とみられる。ジャスダック上場のテイツーは中古本チェーン「古本市場」を全国で116店舗展開。今回の株異動で、筆頭株主である創業者の資産管理会社の出資比率は同20.06%になる。
CCCは9月からTSUTAYAの直営3店舗内で中古本販売を始めた。TSUTAYAは書店チェーン最大手で、中古本は集客面で新刊本と相乗効果が高いと判断、5年後をめどに中古本の取り扱いをフランチャイズチェーン(FC)を含む200店舗(全店舗の約14%に相当)まで広げる計画だ。