NHKの大河ドラマ「龍馬伝」では武市半平太は切腹させられ、第二部が終了した。
土佐勤王党は、志は高かったが結果的に鎖国主義を打破できず崩壊した。

そんななか意外と知られていないのが、野根山事件である。

土佐勤王党の若手二十三名が改革の嘆願書を出したものの逆に藩に逆らうものとして討伐兵を送られ、逃亡途中の野根山街道で捕らえられ、処刑されたという史実である。

野根山街道は高知県の南端である室戸岬を回避し、阿波の国へ通づる険しい山道である。
送信者 2010-07-17


現在でも人里離れた寂しい道であり、国道にもかかわらず通行時にすれ違った車は一台だけというひとけの無さだった。
送信者 2010-07-17


捉えられた二十三士は、奈半利川の河口で処刑され、近くの福田寺に埋葬された。
送信者 2010-06-28


若くして無念のうちに命を散らした彼らの思いは、いかばかりのものであっただろうか。
送信者 2010-06-28


「龍馬伝」では全く無視された史実ではあるが、尊皇攘夷、土佐勤王党を語る上では忘れてはいけない事実である。
送信者 2010-06-28


寺には土佐勤王党の首領であった、武市半平太の像が飾られている。
送信者 2010-06-28


送信者 2010-06-28