こんばんは編集委員の早川です。

先月はヨーロッパに出かけていたのですが、通常旅に行くとなると、ガイドブックや、地図や、メモやチケットなどなんやかやと本や書類を持ち運んで、鞄につめるのも大変だったりします。というわけで、今回はiPhone or iPadを駆使して、どこまでペーパーレスにできるかチャレンジしてみました。その際につかったおすすめアプリなども紹介します。

 

○ガイドブック

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結構分厚く荷物になるガイドブック。ガイドブックの電子書籍ってどんなのがあるのかなーと思って調べてみたのですが、代表的な『地球の歩き方』などはまだ出てない模様(つい先日、10月23日に地球の歩き方パリAR2010が発売になってました!)...。都市単位では『歩く上海』などの歩く〜シリーズなど、いくつかシリーズが出ていたのですが、ちょっとまだまだ種類が少なく、日本語書籍が充実してるとは言えません...。この辺は日本の出版社にもがんばってほしいところ。

英語が得意ならガイドブックのスタンダード『Lonely Planet』が種類豊富で便利です。値段は一都市 700円で、アジア、EU、アフリカなどかなりたくさんの都市が出ています。ただ独特の地図が見づらかったり、説明がいまいち面白みに欠けたりするのが残念。でも、まあこれはある意味本家のに忠実ともいえますけどね。

○地図

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iPhoneにはGoogle Mapsが入ってるけれど、海外、特に屋外ではなかなかネットアクセスがないということも多いですね。というわけで、必須なのがオフラインの地図。これには『OffMaps』(230円)が便利です。

これは世界中の任意の都市をあらかじめローカルにダウンロードしておくことができ、回数制限付きですが、ガイドもダウンロードすることができます。とはいえ、世界中どこでもと言う訳ではなく、日本なら、京都、名古屋、大阪、東京、横浜、長浜、などいくつかの街に限られますが、世界中の代表的な街は結構あるので、便利です。ロンドンやパリなど、代表的ないくつかの街では、あらかじめダウンロードされた無料のOffMaps liteがあるので、そちらも便利かも。

○路線図

これは街によってまちまちなので、検索して適当なものを落としてきましょう。初めての街だと路線もわけがわからないもの。Visual IT Ltdの出している『地下鉄路線図マップ』などが検索機能も充実していて便利です。

○会話帳、辞書など

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旅先で一冊こういうのを持っておくと話のきっかけにもなって楽しいですよね。Travel Dictionary から出ているISayHelloというシリーズと、ベストセラーでDSソフトなどでもおなじみの定番本「旅の指さし会話帳」シリーズが充実していました。今回は「旅の指差し会話帳」を試してみましたが、こちらも発音機能がついていて、アプリならではの楽しさも。辞書はi英辞郎を愛用しています。

飛行機のチケット

すでにイーチケットはもう当たり前だし、最近はパスポートだけで、空港に出かけるのが普通になってはいたのですが...ですが、一部格安航空会社などでは自分で印刷して紙を持っていく必要があったりします。今回はアイルランドの航空会社ライアンエアーを使ったのですが、印刷して持っておかないと40ポンド(約5600円)の手数料をとられるのだそうです。気をつけないとー。

電車やバスなどのチケット

長距離電車など、なかなかまだすぐ電子化というわけには行かないようで、こちらも紙の切符を持ち運ぶ必要があるみたい。

メモや行動表など

僕の場合は普段からevernotedropboxにテキストファイルとして入れておくというスタイルにしています。ただしこれらはオフライン環境だと見えなくなります。なので、dropboxなら必要そうなメモを連携機能を使って一度GoodReaderに転送しておく、evernoteならfavorite機能を使うなどで、オフラインでも見れるようにしておきます。あとはちょっとした看板や道案内など、メモるよりも写真に撮っちゃうってのも手です。

旅先だといろいろと管理する物が多くて、あの本がどこあの資料がどこ、となりがちですが、ペーパーレスだと荷物が少なくなることはもちろん、忘れ物のおそれも減るってのがなかなか快適でした。ここでとりあげたアプリ、全部自分でも愛用して、使い勝手保証付きのものばかりなんでぜひ試してみてください。

ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)