ダン・ブラウンの小説の中の話じゃないですよ。
イタリア文化遺産委員会会長兼研究者のシルヴァーノ・ヴィンチェッティ(Silvano Vinceti)さんが名画「モナ・リザ」をスキャンしたところ、あの謎の瞳の中から2つの秘密の暗号が見つかり、「これでついにモナ・リザの正体判明か?」と世界中が騒然となっています。
レオナルドはシンボルとコードにメッセージを込める人でした。きっと両眼を使って、このモデルの素性を我々に知ってもらいたかったのでしょう。 目は魂に通じる扉、意思疎通の手段というのが、彼の信条でしたからね。
裸眼では見えませんが、彼女の右眼の瞳孔の緑茶の上に黒で描かれているのは「LV」という文字。これは明らかにレオナルドのイニシャルですね。が、もっと興味をそそるのは、彼女の左眼の瞳孔の中にあるものです。
それが「BかS」―もしかして「CとE」かもしれない...と氏は指摘しています。何百年もの間、世界を悩ませてきたあの謎の微笑みの持ち主を示す、重要な鍵かもしれません。
もうひとつの隠れたヒントは背景の橋の下 ―右のアーチの下― に見つかりました。ちっちゃな数字です。ヴィンチェッティさんはおそらく「72かL2」ではないかと話してますが、はて...?
一説には「モナ・リザはフィレンツェ商人と結婚したリザ・ゲラルディーニ(Lisa Gherardini)」と言われていますけど、ヴィンチェッティさんは違うと言っています。
それが証拠として、絵に秘められたもうひとつの数字を示しているのですが、それが「149?」(最後の桁は消されて見えなくなっている)。つまりヴィンチェッティさんは、レオナルドがこの絵を描いたのは1490年代の、ミラノのルドヴィーコ・スフォルツァ(Duke Ludovico Sforza)公の城に逗留中ではないかと言うんですね。
さーてと、あとはこの暗号を手がかりに世界で最も有名な絵画の往年の謎を解くだけですね! バチカンの手が回らないうちに。
Jesus Diaz(原文/satomi)