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丘珠空港に札幌の歴史写真を展示するスペースを設置へ

2011年02月24日 21時37分10秒 | 新聞などのニュースから
 2011年2月23日の北海道新聞朝刊4面に「HAC支援 2億7300万円 札幌市」というベタ記事が出ていました。
 HAC(ハック)の愛称で呼ばれ、道内のローカル空港を結ぶ路線を運航する北海道エアシステム)は、日航が経営から撤退するため、道や関連市町村、道内企業などが出資して、経営を支えることになっています。

 札幌市は、本年度と新年度の補正予算案に2億7300万円を計上したという記事です。
 それにしても、まだ年度があらたまってないのに、もう2011年度の補正ですか~。

 さて、記事の中に、次のようなくだりがありました。

 (前略)11年度補正予算案には、格納庫取得など新会社の丘珠空港移転に関する経費への補助金1億2900万円と、札幌丘珠空港ビルの経営安定化のため、今春から同ビル2階約500平方メートルを借り受け、札幌の歴史写真の展示会場として活用するための経費6800万円を計上した。(以下略)


 札幌の歴史写真について何度か書いている浅野久男さんのブログにも、この話題は出ていません。
 昨年暮れから今年正月にかけて「写真で綴る札幌」展などが開かれたんですが。

 札幌は、原生林を切り開いてまちづくりの第一歩が刻まれた時点から写真による記録が残っているマチです。田本研造ら、初期の札幌を記録した写真には、原初の視線のすごみといったものを感じます。

 丘珠空港の2階は、これまでも時々、絵画や写真の展覧会に用いられる展望スペースがありました。
 ただ、その会場(壁面は「たぴお」の半分程度)の改装経費として6800万円というのはいかにも高すぎるので、もっと抜本的な改造・拡張が図られるのだと推察されます。

 気軽に見に行くにはちょっと遠いんですが、ただ常設で展示するだけじゃなくて、機動的に展覧会を開いてくれればおもしろいですね。




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