原発。一度は置き去りにした猫2匹と。再び震災乗り越える決意 | 被災地動物情報のブログ

原発。一度は置き去りにした猫2匹と。再び震災乗り越える決意

※東京新聞より

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110416/CK2011041602000057.html


原発から10キロ圏内の富岡町のご家族の話。


一度は「避難所に動物が入れない」と

家に猫2匹を残して避難。


その後、千葉県でペット同行避難OKの避難所を知り

家に戻ると猫2匹は奇跡的に生きており、

現在は市川市にある「自然の家」でこの猫2匹と

車の中で保護していた愛犬1匹と一緒に避難されています。


この避難所は今月末までですが、

「3匹の居場所があるだけで奇跡」と話をされています。


・・・


原発避難区域では避難時に

「すぐに戻れますから」と説明を受けて

家財道具やペットもおいて

そのまま避難生活を余儀なくされた方も多いです。


ペット大国であり地震大国でもある日本において、

緊急時のペット同行避難に対応していないことのほうが

ペットを連れて避難所に逃げることより非常識なような気がします。


ペット同行避難を受け入れ、

ペットを保護するスペースを確保すれば、

飼い主さんの心労の軽減、癒し効果はモチロン、

動物がダメな避難されている方からの苦情や苦労が防げます。


それに人命を危険にさらした動物救済活動も長期化しなかったし、

動物を殺さない、亡骸を残さないことで

人畜共有感染症や環境衛生の向上など

たくさんの問題が未然に防げると思います。


最初の受け皿としてペット同行避難が浸透していれば、

現在ほったらかしにされている動物問題の対策に今後必要とされる

人員、時間、場所や経費も

大幅に削減出来たはずだと思います。



今からでも人や動物の命を救い、

安全と安心に繋がる動物救援の政策はたくさんあります。


そのひとつとして、

ペットを受け入れる避難所や仮設住宅が増えることを

切に願います。