オリ、ロッテ竹原外野手を金銭で獲得!右打者補強

[ 2011年4月29日 06:00 ]

金銭トレードでオリックスに移籍することになったロッテの竹原直隆(右)

 オリックスが、ロッテの竹原直隆外野手(31)を金銭トレードで獲得することが28日、分かった。すでに両球団間で合意に達しており、29日に正式発表される。

 開幕からわずか15試合を終えての岡田オリックスの緊急補強だった。ここまで5勝9敗1分けで開幕ダッシュに失敗。その最大要因は12球団ワーストのチーム打率・206、打撃陣の低迷だ。球団関係者の1人は「右打者が少ないというのは明らか。以前からの補強ポイントでもあった。また、長打を打てる選手が必要」と話した。そして、白羽の矢を立てたのがロッテ・竹原だった。

 竹原は04年ドラフト4巡目でロッテに入団。昨季までの6年間で通算17本塁打ながらパンチ力ある打撃には定評がある。ロッテの外野陣は岡田、清田ら若手選手の台頭で、昨季は40試合と出場機会は激減。今季も28日現在で出場2試合にとどまっていた。ロッテ側も竹原の今後の野球人生を考慮し、出場機会が増える他球団へ譲渡する方向で調整。支配下登録選手が上限の70人となっていることもあり、金銭でのトレードを了承した。 

 ◆竹原 直隆(たけはら・なおたか)1980年(昭55)4月21日、岡山県生まれの31歳。関西から城西大に進み、大学4年で世界大学選手権出場。三菱自動車岡崎時代の03年都市対抗で3本塁打を放って4強入り。同年のキューバW杯では4本塁打。04年ドラフト4巡目でロッテ入団。今季年俸は1960万円。1メートル83、88キロ、左投げ右打ち。血液型O。 

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2011年4月29日のニュース