宇宙開発の体制、強力な司令塔必要 有識者会合一致
東京大学の中須賀真一教授、和歌山大学の秋山演亮特任教授らは13日、日本の宇宙開発の新しい推進体制を話し合う有識者会合を開いた。強力な司令塔をすみやかに実現する必要があるとの認識で一致した。新体制の方針は夏までに政府の宇宙開発戦略本部(本部長・菅直人首相)がまとめる予定で、今回の議論の内容を反映させたい考え。
産官学の専門家ら約100人が出席。宇宙開発戦略本部の専門調査会メンバーも4人が参加した。2008年制定の宇宙基本法では施行後1年をメドに推進体制を見直すとしているが、議論は進んでいない。