生きている限りは決して逃げられない...壁の奥の奥に潜む人まで探知するスパイロボットが米国防総省に配備完了

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    生きている限りは決して逃げられない...壁の奥の奥に潜む人まで探知するスパイロボットが米国防総省に配備完了

    呼吸を止めない限りは絶対に見つかっちゃいます!

    そんなに凄まじい奴には見えないんですけどね。でも、このヌベッとした単純そうに見える作りのロボットが、実は恐るべき威力を発揮するそうです。どんなにコンクリートの建物の奥の奥に隠れたとしても、そこに潜む人間の存在を絶対に見逃さずキャッチしちゃうんですからね~

    TiaLinxの最新スパイロボット「Cougar20-H」は、機密情報なので詳細は明かせないそうなんですけど、特殊なRFセンサーにより、300フィート(約91メートル)離れた所からでも、呼吸する人の動きを探知してしまいます。たとえ間に分厚い壁があろうとも関係なく見つけ出せる精度を誇るそうで、すでに米国防総省などに特殊配備が完了しているとのことですよ。

    どうやらこの種のロボットを米軍は長きに渡って開発してきたようで、Cougar20-Hには、その開発技術の1つとなる壁の向こう側を見事に探知する新レーダー技術のSense-Through-the-Wall(STTW)が採用されているみたいですね。建物の内部に突入する前に、どこに人が潜んでいるのかを正確に兵士に伝える軍事用途のほか、将来的にはレスキュー消防隊員にも配備して、火災に襲われた建物にまだ人が残っているかなどを瞬時に把握可能になるんだとか。災害救助の時にも役立ちそうですよね...

    TiaLinx via CNET

    Rosa Golijan(米版/湯木進悟)