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一夢庵 · @ichimuann

17th Mar 2011 from Twitlonger

後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)院内集会発言要旨

池田香代子氏( @ikeda_kayoko )ツィートより抜粋


午前中に後藤政志さん(東芝・元原子炉格納容器設計者)が院内集会で話されたことを順次ツイートします(1)今回の事故は多重故障。フェイルセーフ思想の設計すら無効に。人間は思い上がってはいけない。危険性は誰もが平等に知るべき。1~3号は格納容器が壊れたか「閉じ込め」機能を失っている。

後藤政志さん院内集会(2)初期の段階で格納容器の圧力が設計圧の2倍と聞きこうなるとピンときた。壊れるか壊れないかは運次第。「2倍ぐらいは平気」(TV学者)などということはない。(海)水を圧力容器に入れるには「ベント」を開く。これは、格納容器の役目を放棄することに等しい

後藤政志さん院内集会(3)放射能除去フィルタは小さな弁にありベントにはなく、放射性物質が多量に放出されるのは必至。いまやってることはみな「決死隊」。でもなんとか冷やすしかない。そもそも水を掛けるということは「水蒸気爆発」を招くので最も危険。でもやらねばならないのが現在の困難

後藤政志さん院内集会(4)4~6号。使用済み燃料はむしろ放射性物質が増えた状態。水位が下がる原因は、揺れてこぼれる、蒸発、プールのライナー(鉄板囲い)の亀裂の3つが考えられる。注水は永久に続けなくてはならない。現在は中の状況がまったくわからない状況

後藤政志さん院内集会(5)今後想定される危険①炉心・圧力容器:注水ができなくなって溶融物(でぷり)が落ちること②その結果圧力容器や格納容器の底が抜ける③そうなるとコンクリート内の水分と反応して「水素爆発」が起こる④格納容器の大規模破損⑤水素爆発、水蒸気爆発、再臨界

後藤政志さん院内集会(6)⑥大爆発が起こればチェルノブイリと同じ⑦起こらなくても長期に放射性物質を出し続ける放射性物質は積算される。再臨界の可能性はまだ小さいが「起こるはずがない」は間違い。現にホウ酸を海水に混ぜているのは再臨界予防の為。後藤さんの事故評価レベルは6.5(了)


以上

メルトダウン(全炉心溶融)発生回避をただ祈るのみ。

一夢庵



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