MacフォーマットのHDDを、Windowsで認識するフリーウェア
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現在は、LAN経由であればMacとWindowsのデータ共有は簡単に出来ます。プロトコルという通信の規則が共通化されているためです。しかしMac本体が壊れてしまい、HDDのデータをWindowsから直接読み出したいといった場合は事情が変わってきます。まだMacとWindowsのファイルフォーマットは共通化されていないので、基本的には直接読み込む事は不可能なのです。今回はそういった事態に直面する事になりました。
参った!!突然MacProが壊れました。
本体は機能してるっぽいんだけど、モニター出力が死んでしまっていて「入力信号がありません」と表示される有様。パソコンの不具合って、8割がたHDDを新品に交換すれば直るので、今回のようなホントのハードウェアの故障は滅多にお目に掛かった事がありません。
そういえば15年前に、Quadra840AVを買って一ヶ月目に突然電源が入らなくなり、修理に出しました。これは電源ユニットの初期不良だったらしく、「やっぱ舶来モノは信用ならんな、ジッちゃん」と墓前に報告したものでした。今回はそれ以来の、15年ぶりのマジクラッシュです。
これまでHDDはだいたい一年に一回買い換えてました。大容量HDDがどんどん値段が下がってくるので、その時1万円になった容量が旬の目安。現在は2TBが一万円に下がるのを今か今かと待っています(もうちょっと先になりそうですが)。
今回壊れたMacProを購入したのは2008年2月。確かアップルケアとかに加入して、ヨドバシの店員さんから「必ずWEBから登録してくださいね。登録を忘れる方がいますから」と念を押された記憶があります。しかしアップルケアの箱が見つからないぃぃぃ。そうだ、たしかネット登録した時の画面のキャプチャを保存してある!! しかしそれはMacProの中にあるので壊れていて見れないぃぃぃ。意味ないぃぃぃ(笑)。
でも何とか保証書だけが見つかったので、とりあえずアップルサポートに電話したら、機種番号からアップルケアの登録を検索してくれ、無事修理出来る事になりました。
修理は、ヤマト運輸に取りに来てもらうか、自分でアップル取扱代理店に持ち込むかを選べます。車を持っていないので、取りに来てもらう事にしました。梱包は不要で、ケーブルをはずして本体だけ渡せばいいそうです。さて、取りに来る前にデータを移しておかなくてはなりません。
パソコンでネットを見るだけであれば、いま自宅にはWindowsが3台あるので全く困らないんです。メールは、プロバイダのサイトでWEBメールとしてブラウズ出来るので、これも問題ないです。さらにメールはPCと携帯のどちらも相互に受信できるようにしてあるので、携帯から全部チェックできます(結構便利ですよ。設定は簡単なので、詳しくは各携帯キャリアへどうぞ)
困った問題は、アプリケーションとデータです。
・Adobe CS3はマックにしか入っていない
・いま必要なデータは全てマックに入っている
・バックアップはマック内の別HDDにタイムマシンで取っている
というわけで全てがMacのHDDに入っているので、Windowsが3台あったところでラチがあきません。マックのHDDフィーマットはHFSというマック独自のフォーマット。MacからはWindowsのNTFSフォーマットを読む事は出来るのですが、WindowsからはMacのHFSフォーマットを読む事は出来ません。つまり、現状のボクの環境では、Macを修理に出している間は全くデータをいじれないことになります。
【関連ブログ記事】 3台のWindowsはこの3機種
2009年04月11日 emachines N1840 古いPCの活用法を探る (2)
2008年09月24日 Lenovo ThinkCentre M57e アキバの甘いワナ マカーのWindows事情あれこれ。
2008年12月02日 ASUS EeePC 4G-X ASUS EeePC 4G-Xが型落ちして悔しい件
部屋の片隅に、ホコリを被って眠っている古いPPCのマシンがあります。1996年前に発売されたMacintosh8500/132(USBとFirewireボードを拡張してあり、HDD用にはIDEカードを拡張、CPUもG3に積み替えてあります)。仮にMacProがモニター出力以外が普通に機能していたら、ターゲットモードで起動すればMacintosh8500/132で認識出来るかも!! とか思って試してみましたが結局駄目でした。やっぱり他にも不具合があるみたいです。
【関連ブログ記事】 2007年08月22日 OS9の、どこまでやるの
そこでまた別の方法を考えました。MacProのSATAのHDDを取り外して、USBに変換してMacintosh8500/132に外付けすれば読めるかもとか思い、変換装置「乗せ替えジョニー」を西新宿のじゃんぱらで購入して来たのですが、買って帰ってきたらMacintosh8500/132は二度と起動しなくなってました(笑)。後日気を取り直して、SCSI機器を全部取り外したら何とか起動しました(MOドライブ、ZIPドライブ、モバイルラックなど)。SCSIの接続って結構繊細で、当時はこれが原因で起動しなくなったりする事がよくありましたよねぇ。
結局OS9でOSXのフォーマットは認識できませんでした。「このディスクはこのMacでは読めません、初期化しますか」というメッセージが出てしまいます。おかしいなぁ、デュアルブートマシンではOS9とOSXが共存したりしてるから、相互に読めるはずなんだけどなぁ。OSが9.1なのがいけないのかなぁ。
じっちゃん、やっぱ世界は広いだよ。なんと、ググッたらMacのHFS系フォーマットをWindowsで認識するためのフリーウェアがありました。「HFSExplorer 」というソフトです。 JAVAのランタイムルーチン (サンマイクロシステムズ)も同時にインストールする必要がありますが、MacのHDDをWindowsに挿すだけで読めるんです。読み出し専用で書き込み出来ませんが、データを使いたいだけなら読み込み出来るだけで十分です!!
【参照ブログ】
パソコンよろずQ&A WindowsからMacのHFS+パーティションにあるファイルを読み出すにはソメログ HFSExplorer - WindowsからHFS+を読む
データを読み取るだけなら上記の「HFSExplorer」だけで十分なのですが、ちょっと待て!!
まさか突然壊れるとは思わなかったので、起動ディスクのデスクトップにはデザインの資料のアダルト画像がたくさんある!!というみなさんにはこれです!!なんと、WindowsからMacのHFSフォーマットの読み書きが全部出来るソフトです。まぁ、とりあえずこのソフトの体験版でエッチな画像くらいは消しておくのがマナーですかね。
イーフロンティア「MacDrive7」 体験版はフル機能で一週間使用できます。
BootCampとか使っている人は購入しておいてもいいかも。ネット購入なら8,190円です。とりあえず、これでデータ取り出しの問題は全てクリアー出来ました。とっつぱれ。
で、MacProを修理に出している間は、メインのマシンをWindows Vistaに移行する事にしました。Windowsは全部で3台あります。去年の秋に買ったレノボのVistaマシン、昔メインで使っていたemachinsのXPマシン、そして外出時に持ち出しているAsusのネットブックのEeePC。
最近はネットブック以外は電源を入れる事がほとんどなく、Mac上の仮想環境VMwearでWindowsを動かしていました。そのため、買ったばかり(でもないか)のWindows Vista本体は全くセットアップしてませんでした。プリンターやスキャナのドライバも入れていないので、セットアップに何だかんだで更に一日消費。スキャナは古すぎてVistaではどうもうまく動かず、XPで稼動させる事にしました。
仮想環境って最近のトレンドだし、とっても便利なんだけど、1台壊れたら全てが逝っちゃいますね、、、これにはホント参りましたわ。
結局、今回のMacProが壊れた一件で、トータル三日間も棒に振っちゃいました。。。
職業柄、自宅でもデータはイラレで作っています。MacProにはAdobeCS3を入れています。その昔は、ソフトを買うとハイブリッドでMac用とWin用の両方入っていた時代もあった気がするのですが、最近は別でj購入しないといけないですよね、、、
そこで、Windows用のSheepSheverで昔使っていたイラレ8.0.1を使えば、WindowsでもMacのイラレが使えるようになります。Macで使っていたSheepShaverのHDDイメージファイルとROMファイルはWindowsでもそのまま流用できます。
【関連ブログ記事】 2009年04月19日 インテルマック上でOS9を動かす(2) 2009年版Sheepshaver
今回の一件は、自宅のシステムを見直すいい経験になりました。Macのバックアップはタイムマシーン頼みにせずに、他にもリスク分散を考えておいた方が安心ですね。
●DVDに焼いておく(Macで作成したCDやDVDは自動的にWindowsからも読めるフォーマットになる)
●NASディスクなど、MacとWin双方から読めるストレージを使う
●Windowsホームサーバーでデータを一括管理
●無料のネットストレージに、全データをアップしておく
一番最後に挙げたネットストレージにデータをアップする件は、現在進行中だったのですが、今回のクラッシュには間に合いませんでした。
ビジネスを考えて、僕は常にWindowsとMacintoshをバランスよく使いこなすように心掛けています。Vistaが発売になった後も、いち早く対応する必要があると考え、まず仮想環境用にVista OSを単体で購入、そしてVistaが入っているPCも後から購入したので、OSは二つ持ってます。
しかし、その後のネットブックブームでXPが再びもてはやされたり、職場では営業全員XPのままだったりと、周囲でVistaを使っている人を全く見た事がありません。そういうボク自身も、Vistaはインターフェースが慣れずに使いずらいし処理が重いなぁと思っていたので、XPしか使っていませんでした。
そうこうしているうちに、次世代のWindows7が発売間近というリリースで、ネットの話題はWindows7一色。VistaはMeと同じ運命を辿りWindowsの暗黒面になる事必至です。金返せ~、ホントにもう。
で、今回たまたまMacProが壊れたので、Vistaと向き合ういい機会ができました。きっとこの事件がなければ、一生Vistaは使う事無く終わっていたでしょうねぇ。元を取るまで使い倒したいと思います。
【後日談】
XPからVistaにデータをコピーするのに、共有設定がうまくいかずに、かなり昔に買った外付けHDDを経由しました。そしたらなんとデータのコピーに5時間(笑)。USBなんだけど、なんとUSB2.0でも USB1.1でもなく、USB1.0の表記が(笑)。USB1.0ってWikiでは読んだ事あったけど、実在する機器は初めてみました。FireWire端子も付いているコンボHDDケースなので、Macで使う時にはFirewireだけしか使っておらず、USB端子がまさかUSB1.0とは一度も気付かなかったぁ。まさに生きた化石。