2011年6月4日土曜日

今後の地震対策を検証 原発と活断層の関係

ゲスト:
遠田晋次 京都大学防災研究所准教授
渡辺満久 東洋大学社会学部教授
林能成 関西大学社会学部准教授



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牡鹿半島の沖の断層はまだ東に向かって滑っていて、震災後の70日間で約50センチ動いている。
まだまだ予断を許さない状態なのだ。



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原子力関連施設を安全に作って貰いたい。しかし活断層の有無などを考えると絶対に安全とは言えない。だからせめて活断層があるところの原発は停止して欲しい。



「電力会社の肩を持つわけではない」と言いつつも、しっかり肩を持っているではないか。
例え大きな地震が200万年に一回しか起こらないとしても、それはつまり未来の人類ならば、リスクを背負わせても良いと言っているのと同じである。会うことは無いであろう未来の人類だって、みんな私達の子孫であることには変わりは無い。


ただ、この様なスタンスで学者が淡々と原発推進を促すと、思わず同調してしまう人達がいるだろう。
今後も同様のプレゼンテーションで、反対派を容認派に変えてしまうスタイルの学者が増殖してくることには要注意である。
原発の賛否に関して明確に言えるのは、原子力エネルギーのコントロールが人間に可能なものかどうかであって、地震や津波などの天災には関係ないのである。

ドイツを中心とした原発反対運動では、地震や津波の危険性の話など殆ど出てこない。チェルノブイリもスリーマイル島の原発事故もみんな人災なのである。そして今の人間には、一度暴走をはじめた原子力エネルギーをコントロールすることが出来ないのだ。



2011/5/25




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